
執筆:黒澤森仁
こんにちは。黒澤です。
「22年間・・・」
僕が社員だった年数です。
今、コンサルタントとして、多くの経営者と関わっています。
自分自身も全くのゼロから起業したので、経営者の考え方がわかってきました。
経営者の考え方と社員の考え方には違いがあります。
実は、この考え方の違いはホンの少しです。ただ、このホンの少しの考え方の違いが大きな違いを生み出します。
能力の違いはそれ程ありません。本当に少しの考え方の違いが、大きな差を出しています。
社員思考の方は知らず知らずのうちに何かに頼ろうとする傾向があります。
「何かの組織に属したい」
この欲求は、マズローの欲求5段階説にもある通り誰にでもあります。
ただ、社員思考の方は組織に期待する内容が経営者思考の方とは少し違う事が多い様です。
経営者団体などもありますが、経営者の方は、所属する組織をどの様に活用するか。または、その組織自体を広めるためにどうするか?そんな思考を持つ方が多い。
それに対して、社員思考の方は、所属する集団が自分に何をしてくれるか?という考えを持つ方が多い様です。
会社であれば、更に、この傾向が強くなります。
経営者は、「会社を利用して自分で利益を上げ、昇給して行って欲しい。」と考えています。
社員の方は、「会社が利益を上げる環境をつくって欲しい。」と考えていたりします。
この差はミスコミュニケーションを生み出します。
もし、社員が経営者思考を持っていると、どんな環境でも利益を伸ばす動きをします。当然、結果も変わってきます。
社員にいかに経営者思考を持たせるか?
言い換えれば、社員のマインドセットを会社として、どう整えていくか・・・
これで業績は大きく違ってきます。
ぜひ、経営者の方に、この視点を持って取り組まれることをお勧めします。
それが結果を大きく伸ばすことに繋がりますので。