
執筆:黒澤森仁
黒澤です。
先日、あるクライアントから、こんな相談がありました。
「黒澤さん、どうも○○部長が私の話を分かってくれていないようなんです。何度も話しているつもりなんですが・・・。
どうすればいいんでしょうか?」
※ちなみに、私はクライアントから黒澤さんと呼ばれています。
同じような相談を受けることは多いです。
「会議で何度も話をしているのにわかってない。」
「全然、言ったことをやっていない。」
この場合、残念ながら、社長が言ったことは伝わっていないことになります。
なぜ、伝わらないのか?
1.そもそも聞いていない。
2.内容が理解できない。
3.理解していても行動しない。
4.行動しているつもりでも間違っている。
5.行動しているが社長に伝わらない。
そんなところでしょうか?
よくクライアントにお話をさせて頂くことですが、多くの社長が、「これ位、言わなくてもわかるだろ。」という意識を持たれてます。
もっと言えば、「言わなくてもわかるだろ。」という意識さえしていない経験上の常識があります。
ところが、経験の浅い社員にはこの常識はありません。
そもそも前提条件が違っています。
だから、正確に伝わらない。理解している様でズレている、という事が起こります。
そこで、以下の3ステップが必要となります。
1、伝える。
2、理解したか確認する。
3、行動を見てズレを修正する
というステップです。
特に3番を軽視しがちですが、結果に直結するのは3の「行動を見てズレを修正する」です。
時間がかかって面倒だ。と思うかもしれませんが、初めに手間をかけないといつまでたっても状況はかわりません。
社長の経験による常識が社員に浸透するまで、キチッとやっていきましょう。